談話会記録-2021年 第912回〜第917回

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第912回談話会(2021年3月14日・オンライン開催)

2020年度民俗学関係卒業論文発表会

日時:2021年3月14日(日) 13:30〜16:30
会場:Zoomによるオンライン開催(3会場を設定)
プログラム:
〔A会場〕
1. 13:30-13:55 古谷凪沙(武蔵大学)
「国東半島の修正鬼会 ―成仏地区と丸小野地区を中心として―」
2. 14:00-14:25 山本紗綾(國學院大學)
「地蔵盆の研究 ―京都・大阪の事例を中心に―」
3. 14:30-14:55 丸山晴也(弘前大学)
「『ねぷた』再考 ―周縁からの考察―」
4. 15:05-15:30 浅水悠馬(筑波大学)
「伝説の形成・変容・信仰に関する歴史民俗学的研究 ―勝之丞伝説を中心に―」
5. 15:35-16:00 三上考哉(東北大学)
「神をおろす集落 ―松川町金沢地区の羽山ごもりを例に―」
6. 16:05-16:30 山本洋佑(新潟大学)
「文化財指定と神事芸能」
〔B会場〕
1. 13:30-13:55 南風原慧(沖縄国際大学)
「沖縄型露店商の変遷と特徴」
2. 14:00-14:25 成澤崇元(明治大学)
「伝統文化の継承と現在ー<琉球・芭蕉布>伝承の事例から」
3. 14:30-14:55 石井祐実(武蔵大学)
「アイヌ民族の鍬形」
4. 15:05-15:30 岡田茉子(新潟大学)
「原発事故による墓の移動と祖先祭祀」
5. 15:35-16:00 菊池恭平(立命館大学)
「本四架橋前後期における香川県内の商圏変化について ―香川県仲多度郡多度津町での参与観察をもとに―」
6. 16:05-16:30 堀口裕哉(関西学院大学)
「位山信仰の研究 ―岐阜県高山市の聖地をめぐって―」
〔C会場〕
1. 13:30-13:55 畠山結衣(弘前大学)
「暮らしのかたちと住居 ー岩手県花巻市の民家にみる生活の変遷ー」
2. 14:00-14:25 真保元(成城大学)
「サードプレイスとしての銭湯 ―民俗学における生活リズム研究の視点から―」
3. 14:30-14:55 西野由希子(筑波大学)
「雪との付き合い方の変化と次世代への継承 ―富山県南砺市高瀬神子畑地区における雪対策の発展・衰退―」
4. 15:05-15:30 宿澤泉帆(國學院大學)
「葉包み食の民俗学的研究」
5. 15:35-16:00 押見皓介(成城大学)
「ネットロアの変容 ―いわゆる『洒落怖』の実態把握を通して―」
6. 16:05-16:30 三枝哲也(江戸川大学)
「共感と気まぐれの贈与―クラウドファンディングの支援における『交換の枠組み』と『アナキズム的可能性』」

第913回談話会(2021年5月9日・オンライン開催)

2020年度民俗学関係修士論文発表会

日時:2021年5月9日(日) 13:30〜18:00
会場:Zoomによるオンライン開催(1会場を設定)
プログラム(発表30分+質疑10分):
1. 13:30-14:10 福島千尋(武蔵大学大学院人文科学研究科)
「修二会における造花(つくりばな)の意義についての研究 ―薬師寺修二会花会式を起点に―」
2. 14:15-14:55 津金澪乃(國學院大學大学院文学研究科)
「山姥の表象 ―昔話・謡曲・浄瑠璃―」
3. 15:00-15:40 陳旻(筑波大学大学院人文社会科学研究科)
「中国都市部における葬儀サービスと葬儀の再編 ―寧波市における葬儀業、葬儀改革との関わりを事例として―」
発表レジュメはこちら
4. 15:50-16:30 藤崎綾香(筑波大学大学院人文社会科学研究科)
「シマの自治はいかに維持されてきたか ―沖縄県南城市奥武島における運営体制の変遷と動揺―」
発表レジュメはこちら
5. 16:35-17:15 李雪(筑波大学大学院人文社会科学研究科)
「現代農村における祖先祭祀の儀礼とその変容 ―茨城県阿見町における盆行事を事例として―」
発表レジュメはこちら
6. 17:20-18:00 新里勇生(神戸大学大学院国際文化学研究科)
「現代の中小清酒メーカーの『商売』:兵庫県播磨地域における一事例研究」

第914回談話会(2021年7月24日・オンライン開催)

民俗学における多文化共生 ―東アジアの十五夜行事から考える―

日時:2021年7月24日(土) 13:30〜16:30
会場:Zoomによるオンライン開催
プログラム(順不同・当日発表順序を確定します):
内田祐一(文化庁)
「アイヌ民族の月 “kunne cup” について」
近藤功行(沖縄キリスト教学院大学)
「十五夜を通してみるヒト/身体影響との関わり―旧暦・月齢と人間の身体影響を模索する視点」
林承緯(国立臺北藝術大學)
「台湾の中秋節の民間伝承」
周星(神奈川大学)
「国民休日となった中秋節」
朴炫国(龍谷大学)
「韓国の秋夕民俗について」
コメンテーター:島村恭則(関西学院大学)
司会:永松敦(宮崎公立大学)
開催趣旨:
日本社会の「多文化的現実」を民俗学はいかに捉え、考察していくべきか。「十五夜行事」を共通の素材とし、列島の内外から考える。

第915回談話会(2021年9月12日・オンライン開催)

第73回年会プレシンポジウム「海が結ぶ日本と世界 ―横浜から考える越境と接触の民俗―」

日時:2021年9月12日(日) 13:30〜17:00
会場:Zoomによるオンライン開催
開催趣旨:
横浜が1859年に開港してから、162年経つ。半農半漁村の横浜が、外国への窓口である国際港湾都市として多くの人が集まって都市コミュニティを形成してきた。ここに住むのは、異質で多様な人びとである。現代の民俗は、人びとの移動とともに地域を越境し、国を越境して異なる人びととの文化接触を繰り返しながら民俗を生み出していく。横浜から現代における民俗の越境と接触を多面的に考える。
プログラム:
13:30-13:40 趣旨説明 小熊誠(神奈川大学)
13:45-14:15 郭立東(東京大学人文社会系研究科)
「横浜華僑婦女組織と水子地蔵像の造立をめぐって」
14:20-14:50 小熊誠(神奈川大学)
「移住するという事 ―横浜で行われる沖縄角力―」
14:50-15:00 (休憩)
15:00-15:30 根川幸男(国際日本文化研究センター)
「越境する都市祭礼―ブラジル・サンパウロ東洋街という時空から」
15:35-15:45 コメント1 曽士才(法政大学)
15:50-16:00 コメント2 阿南透(江戸川大学)
16:00-16:10 (休憩)
16:10-17:00 総合討論

第916回談話会(2021年11月20日・オンライン開催)

地域博物館の「ネットワーク」

日時:2021年11月20日(土) 13:30〜17:00
会場:Zoomによるオンライン開催
開催趣旨:
学会会員には所属など多様なあり方があるが、博物館の学芸員や職員も多く、さまざまな活動が行われている。今回は、特に近年の博物館活動において重視される市民や地域、他館及び他施設の協働・連携といった多様な「ネットワーク」を通じて、社会の中での博物館や民俗学の果たす役割や意義を考える。
プログラム:
大楽和正(新潟県立歴史博物館)
「海藻食『えご』食文化を守る・つなぐ・広める―博物館学芸員と越後えご保存会の取り組み―」
磯本宏紀(徳島県立博物館)
「『徳島まるづかみ』事業と地域連携―徳島県立博物館の常設展リニューアルをめぐって」
加藤幸治(武蔵野美術大学)
「ミュージアム連携と公共民俗学―ポスト震災10年・新たなハコモノ行政からの脱却―」
司会:加藤隆志(相模原市立博物館)

第917回談話会(2021年12月12日・オンライン開催)

地域からの視点 ―地域研究団体の現状と課題―

日時:2021年12月12日(日) 13:30〜17:00
会場:Zoomによるオンライン開催
開催趣旨:
日本民俗学会に求められている取り組みのひとつに、地域の研究団体との交流や連携がある。今回の談話会では、特定の地域を拠点に活動している研究団体だけでなく、地域での共同調査を活動の中心に据えている研究団体も含めて地域研究団体と捉え、現在活発に活動を行っている3つの団体から、その歴史や現状、課題について報告していただく。地域研究団体が今日抱える問題点や解決策を考え共有することで、地域の民俗学活性化に資するものである。
プログラム:
森隆男(古々路(ここじ)の会)
「人々の笑顔に出会う合同調査の三日間」
田澤直人(長野県民俗の会)
「創立50周年を迎えた長野県民俗の会のこれまでとこれから」
篠崎茂雄(下野民俗研究会)
「下野民俗研究会のあゆみ ―設立、休会、そして再開―」
司会:飯島康夫(新潟大学)

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