各種研究集会のお知らせ(2017年第2四半期・開催日順)

このページは、会員の皆さんから寄せられた、研究会、学会または研究・教育機関等が開催する研究集会のご案内です。デザイン上若干変更させていただく場合もございますが、原則として寄せられた情報をそのまま掲載しています。内容についてのお問い合わせは、それぞれの問い合わせ先に直接お願いいたします。またこのページに情報を掲載したいかたは、こちらをご覧下さい

第23回旅の文化研究フォーラム

開催日時:2017年4月9日(日) 13:00〜17:30
開催会場:シェラトン都ホテル東京 地下2階「醍醐東の間」
(東京メトロ南北線・都営三田線「白金台」駅下車、徒歩約4分)
プログラム:
13:10〜14:50 第1部 第23回公募研究プロジェクト研究発表
間中光(和歌山大学大学院博士課程)
「観光を通じた災害復興の可能性とその形成要因に関する研究 ―インドネシア・ジョグジャカルタ特別州の事例から―」
黄潔(京都大学大学院博士課程)
「政策移動に関する村落の風水伝説と実践 ―近現代中国におけるトン族の事例から―」
関根隆司(東京大学大学院博士課程)
「旅と病者 ―近代の四国遍路とハンセン病者を中心に―」
吉元菜々子(首都大学東京大学院博士課程)
「祖先のルーツをたどる旅 ―ネパール、グルンの民族的故地への巡礼に関する社会人類学的研究―」
14:50〜15:00 休憩
15:00〜15:30 第24回旅の文化賞表彰式
15:30〜15:40 第24回公募研究プロジェクト採択発表式
15:40〜16:00 休憩
16:00〜17:30 第2部 パネルディスカッション
「忘れられた山と暮らし ―森林鉄道の風景―」
パネリスト:
木下仁(林野庁森林整備部森林利用課山村振興・緑化推進室長)
■木大祐(成城大学民俗学研究所研究員)
中村茂生(中芸地区森林鉄道遺産を保存・活用する会事務局長)
コーディネーター:
山本志乃(旅の文化研究所研究主幹)
主催:旅の文化研究所
問い合わせ先:
旅の文化研究所事務局
〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町1-3-4 東京浜町近鉄ビル5階
TEL: 03-5820-0360(平日9:10〜18:00)
FAX: 03-5820-0361
E-mail: tabinobunka★rw.kintetsu.co.jp(★は@に変えて下さい)
その他の情報:
参加申し込みは、メール・電話・FAXにて受付。参加費無料。途中参加も可。

国際シンポジウム「民俗学/民族学のエクリチュール」

開催日時:2017年4月21日(金)〜22日(土)
開催会場:日仏会館1階ホール
(JR「恵比寿」駅下車、徒歩5分/渋谷区恵比寿3-4-25/TEL: 03-5424-1121)
プログラム:
 人文社会科学のなかで、民俗学/民族学は、叙事性を巡りいまなお文学と密接な関係を保っているだけでなく、しばしば文学に影響を与える学問領域である。本シンポジウムでは、民俗学者、人類学者、文学者、歴史学者が議論を交わし、日本とフランスにおける文学と民俗学/民族学のこれまでの関係を多角的に比較検討する。これらの学問領域の相互関係に関する現状に関する理解を深めるとともに、未来に向けた展望を探りたい。
4月21日(金)
13:45 開会の辞(ニコラ・モラール(日仏会館・フランス国立日本研究センター))
14:00 [1] 学問と文芸の交差
司会:渡辺公三(立命館大学)
アルバン・ベンサ(社会科学高等研究院)
「民族誌と文学の呼応」
太田好信(九州大学)
「エクリチュールと倫理―『文化を書く』(1986年)の受容に見る文化人類学の有責性」
15:30 休憩
15:45 [2] 近代学問の成立以前に遡って
司会:ニコラ・モラール(日仏会館・フランス国立日本研究センター)
アンヌ=マリ・ティエス(フランス国立科学研究センター)
「民間伝承の収集と近代国民文化の形成(18・19世紀ヨーロッパ)」
松本久史(國學院大學)
「近世国学の展望―古典と民俗の再発見」
長島弘明(東京大学)
「戯作者の考証学―黄金期・元禄への憧憬」
17:45 休憩
18:00 基調講演
池澤夏樹(作家)
「民俗学と文学をつなぐもの」
司会:坂井セシル(日仏会館・フランス国立日本研究センター)
19:30 初日終了
4月22日(土)
10:00 [3] 現地調査からテキストへ
司会:フランソワ・ラショー(フランス国立極東学院)
福田アジオ(国立歴史民俗博物館名誉教授)
「近世文人の活動と民俗認識」(仮題)
遠藤潤(國學院大學)
「平田国学と門人たち―江戸と地方」
ジャン=ミシェル・ビュテル(日仏会館・フランス国立日本研究センター)
「地誌のエクリチュール―近藤富蔵の『八丈実記』」
12:00 ランチタイム
13:30 [4] 民俗学/民族学と史料
司会:ダミアン・クニク(ジュネーブ大学)
フレデリック・ティンゲリー(ジュネーブ大学)
「他者性の否認―ルネサンス期のブラジル探検記と近代フランス民族学」
佐藤健二(東京大学)
「柳田国男の調査と史料」(仮題)
岩田重則(中央大学)
「宮本常一の写実性」
15:30 休憩
15:40 [5] 民俗学/民族学の文学性
司会:澤田直(立教大学)
安藤礼二(多摩美術大学)
「折口信夫―憑依の文学、憑依の民俗学」
ヴァンサン・デバンヌ(ジュネーブ大学)
「人類学と文学―ローカル性と歴史的差異」
17:10 休憩
17:20 ラウンドテーブル
司会:ジャン=ミシェル・ビュテル(日仏会館・フランス国立日本研究センター)
18:40 閉会の辞(澤田直(立教大学))
主催:(公財)日仏会館、日仏会館フランス事務所
共催:國學院大學
後援など:(公財)関記念財団、在日スイス大使館/科学技術部
問い合わせ先:
日仏会館
URL: https://www.mfjtokyo.or.jp/
その他の情報:
入場無料ですが、こちらからの申込みが必須となります。
4月21日(金) http://www.mfj.gr.jp/agenda/2017/04/21/20170421colloque_ethnolitterai/
4月22日(土) http://www.mfj.gr.jp/agenda/2017/04/22/20170422_colloque_ethnolittera_1/

「中世神道・中世神話と神楽・祭文研究 ―花祭といざなぎ流を中心に―」研究会

開催日時:2017年4月23日(日) 13:00〜
開催会場:国際日本文化研究センター 第5共同研究室(定員25名)
プログラム:
 「いざなぎ流と物部川流域の文化を考える会」は、平成24年の発足以来、高知県以外の各地で研究会を開催してきました。平成29年度は、阿部泰郎先生のご尽力により名古屋大学で開催する予定です(11月以降予定)。名古屋大学は、奥三河の花祭りの調査研究やデジタルアーカイブ化を進めています。花祭りは「舞い」、いざなぎ流は「祈祷」と一見かけ離れているようですが、祭文や仮面、飾りなど似ている要素もあります。早川孝太郎・折口信夫以来の研究蓄積がある花祭り、小松和彦・斎藤英喜をはじめ近年研究が進むいざなぎ流、この両者を対比させることで、今後の祭文・神楽・宗教者研究に何らかの寄与ができないか、というのが本企画の狙いです。名古屋大における本番に先だって、あらかじめ研究会の進め方や具体的な内容を絞るための準備研究会を日文研の会場をお借りして開催することになりました。
13:00〜13:10 趣旨説明
13:10〜13:40 報告1 斎藤英喜(佛教大学教授)
「中世神楽・祭文といざなぎ流、花祭−研究史の整理と今後の課題」
13:40〜14:10 報告2 梅野光興(高知県立歴史民俗資料館学芸員)
「いざなぎ流と花祭 ―神楽・仮面・鎮め―」(仮)
14:10〜14:20 休憩
14:20〜14:50 報告3 松山由布子(名古屋大学人文学研究科研究員)
「名古屋大学による花太夫所蔵文献アーカイヴス化とその可能性について」(仮)
14:50〜15:20 報告4 星優也(佛教大学大学院文学研究科歴史学専攻博士後期課程)
「花祭の儀礼世界 ―『天の祭り』の次第と祭文をめぐって―」
15:20〜15:30 休憩
15:30〜16:30 総合討論
コメント:阿部泰郎(名古屋大学教授)、小松和彦(国際日本文化研究センター所長)他
16:30〜17:30 運営会議
19:00〜 懇親会(場所未定:京都駅付近を予定)
共催:
名古屋大学人文学研究科附属人類文化遺産テクスト学研究センター
国際日本文化研究センター怪異・妖怪文化資料データベースプロジェクト
いざなぎ流と物部川流域の文化を考える会
問い合わせ先:
URL: http://blog.canpan.info/izanagi-monobe/
E-mail: umeno39★joy.ocn.ne.jp(★は@に変えて下さい)
その他の情報:
申し込み先:定員が限られているため、参加ご希望の方は下記までお申し込み下さい。
梅野光興(いざなぎ流と物部川流域の文化を考える会理事)
E-mail: umeno39★joy.ocn.ne.jp(★は@に変えて下さい)

ユネスコの無形文化遺産保護をめぐる「当事者」と「文化仲介者」としての実務担当者の役割

開催日時:2017年5月13日(土) 10:30〜17:00
開催会場:成城大学 3号館3階大会議室
(小田急線「成城学園前」駅下車、徒歩5分)
プログラム:
【開催の趣旨】 成城大学グローカル研究センター(CGS)では、当センターが提唱し推進している「グローカル研究」(グローバル化とローカル化が同時かつ相互に影響を及ぼしながら進行するグローカル化現象に関する研究)の一環として、このたび、「ユネスコの無形文化遺産保護をめぐる『当事者』と『文化仲介者』としての実務担当者の役割」と題するシンポジウムを開催することになりました。ユネスコの無形文化遺産保護条約が成立・発効して10年以上が経過した今日、グローバルに拡大・浸透したユネスコ無形文化遺産保護の理念や文化政策が、それを受け入れたローカルな場(各国政府や地方自治体、無形文化遺産を保持、継承するコミュニテフィなど)にさまざまな影響を及ぼしています。その実情や実態を、これまで十分には議論されてこなかった「当事者」と「文化仲介者」としての実務担当者の役割に焦点を当てて明らかにし、今後のより良いユネスコ無形文化遺産保護のあり方を考えてみようというのが本シンポジウム開催の趣旨です。
10:30〜10:50 開会の辞・趣旨説明 上杉富之(成城大学グローカル研究センター長)
〈第1部:発表〉
10:50〜11:20 佐藤央隆(三島村教育委員会)
「『薩摩硫黄島のメンドン』重文指定とユネスコ申請までの経緯について」
11:20〜11:50 清水博之(元・日立市郷土博物館、茨城キリスト教大学)
「日立風流物の継承と文化財保護行政」(仮題)
11:50〜12:20 中島誠一(元・長浜市曳山博物館、西安造形大学)
「博物館と長浜曳山祭―博物館は地域の無形文化遺産継承の牽引役か」
13:30〜14:00 沼田愛(仙台市教育委員会)
「『秋保の田植踊』継承における実務担当者の役割」(仮題)
14:00〜14:30 松井今日子(元・北広島町芸北民俗芸能保存伝承館、岐阜市歴史博物館)
「無形の文化をどこから捉えるか?―ユネスコ無形文化遺産『壬生の花田植』の場合」
14:30〜15:00 村上忠喜(京都市歴史資料館)
「『京都祇園祭の山鉾行事』と『山・鉾・屋台行事』の二つの登録をめぐる10年」
〈第2部:コメント・総合討論〉 司会:俵木悟(成城大学准教授)
15:15〜15:30 コメント1 小林稔(文化庁主任文化財調査官)
15:30〜15:45 コメント2 福岡正太(国立民族学博物館)
15:45〜16:50 総合討論
16:50〜17:00 閉会の辞 上杉富之(成城大学グローカル研究センター長)
18:00〜20:00 懇親会(於:成城大学7号館地階学生ラウンジ)
主催:成城大学グローカル研究センター(CGS)
問い合わせ先:
成城大学グローカル研究センター
TEL/FAX: 03-3482-1497
E-mail: glocalstudies★seijo.ac.jp(★は@に変えて下さい)
その他の情報:
参加費無料

第112回神奈川大学日本常民文化研究所研究会

開催日時:2017年5月17日(水) 17:30〜19:00
開催会場:神奈川大学横浜キャンパス9号館11室(日本常民文化研究所)
(東急東横線「白楽」駅下車、徒歩15分)
発表者とタイトル:
小熊誠(神奈川大学日本常民文化研究所所員・神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科教授)
「つながりとしての門中 ―沖縄文化の新たな研究視点を通して―」
主催:神奈川大学日本常民文化研究所
問い合わせ先:
神奈川大学日本常民文化研究所
TEL: 045-481-5661(内線4358) / FAX: 045-413-4151
神奈川県横浜市神奈川区六角橋3-27-
URL: http://jominken.kanagawa-u.ac.jp/index.html
その他の情報:
参加費無料・事前申し込み不要

現代民俗学会2017年度年次大会

「民俗学」×「はたらく」 ―職業生活と〈民俗学〉的知―

開催日時:2017年5月20日(土) 11:00〜
開催会場:東京大学東洋文化研究所大会議室
プログラム:
11:00〜12:00 個人研究発表
12:00〜12:45 会員総会
13:30〜17:00 シンポジウム「「民俗学」×「はたらく」 ―職業生活と〈民俗学〉的知―」
岩舘岳(紫波町教育委員会事務局生涯学習課主任兼社会教育主事)
野口憲一(日本大学文理学部非常勤講師・(株)野口農園取締役(採用・企画プロデュース担当))
樽田俊祐(株式会社浜銀総合研究所地域戦略研究部研究員)
コーディネーター:辻本侑生、塚原伸治
主催:
現代民俗学会
パブリック・ヒストリー研究会(科研「パブリック・ヒストリー構築のための歴史実践に関する基礎的研究」グループ)
東京大学東洋文化研究所班研究「東アジアにおける「民俗学」の方法的課題」研究会
問い合わせ先:
現代民俗学会事務局
E-mail: mail★gendaiminzoku.com(★は@に変えて下さい)
URL: http://gendaiminzoku.com/annual_meeting.html
その他の情報:
事前申し込み、参加にともに不要