一般社団法人日本民俗学会査読規程(2024年10月26日施行)
第1条 (目的)
一般社団法人日本民俗学会は、機関誌『日本民俗学』に掲載される論文、研究ノート、調査報告が、本誌の目的に合致し、民俗学の発展に資するように、査読制度を設ける。
第2条 (対象)
編集委員会は、投稿原稿のうち「論文」「研究ノート」「調査報告」の区分で投稿された原稿について査読を行う。
2)上記以外の原稿については閲読を行う。ただし、閲読の結果、編集委員会で合議のうえ修正や再考を求めることがある。
第3条 (査読者)
編集委員会は、専門分野等を勘案して適切と認められる査読者を2名もしくは3名選定する。
2)査読者名は匿名とするが、学会の年度終了後、『日本民俗学』誌上に集合的に公開する。
第4条 (査読すべき内容)
査読者は、投稿規程五.の求める条件、すなわち、
(一)民俗学としての目的と主題の妥当性
(二)方法および資料の扱いの適切さ
(三)論理展開および結論の明確さ
以上3点に加え、
(四)投稿規程および執筆要領を満たしており、字句等が適切なものであること、
以上4点を審査する。このほか、必要に応じて建設的な助言を行う。
第5条 (査読の過程)
主査と副査は、1か月以内に、第2項に示した評価及びコメントを付した査読回答書を編集委員会に提出する。
2)評価のランクは次の通りとする
A.投稿のまま掲載可
B.部分的な修正が必要だが再査読の必要なし
C.査読者からの意見を踏まえた修正を行った上で再査読が必要(論文から研究ノートへ投稿区分の変更を要請する場合も含む。要請の内容は文章で具体的に説明する)
D.掲載不可
3)編集委員会は、主査と副査の査読回答書に基づく審議により、投稿論文の評価を第2項のランクのいずれかに決定し、投稿者に通知する。
4)判定がC(修正を行った上で再査読が必要)の場合、再投稿原稿を再査読する際の評価はA、B、C、Dのいずれかとする。再々投稿原稿を再々査読する場合には、評価はA、B、Dのいずれかとする。
5)判定がB、Cの場合、投稿者はおおむね1か月以内に原稿を修正し、再投稿するものとする。
第6条 (規程の改廃)
本規程の改廃は、理事会によって行われるものとする。
附則
この規程は2024年10月26日より施行する。