熊本地震についてのメッセージ(2016年5月15日掲載)

 4月14日21時26分および4月16日1時25分に発生した熊本県を震源とする2度の地震は、熊本地方で震度7を観測し、それ以降も、熊本県・大分県を中心に規模の大きな地震が多発しております。

 地震が断続的に続く中で、被災された皆さまには心安まるときが無く、心労が重なっていることとお察し申し上げます。

 この地震によって多くの尊い命が失われ、全壊家屋をはじめ、多くの方々が被災されました。しかも終息の時期に関する見通しが立てられていない現況の中、豪雨に見舞われるなど未曾有の事態が続いています。現在も多くの皆さまが避難生活を続けておられ、体調を崩す人も少なくないと報道されております。避難生活を余儀なくされている皆さまにおかれましては、一日も早く安心して暮らせる日々がやってくることを祈っております。

 被災された多くの皆さまに対して、私たち日本民俗学会はいったい何ができるのか、何をなすべきなのか、改めて民俗学の果たすべき役割をはじめ、中長期的な視点から取り組むべき事柄について会員各位と一緒に考えていきたいと考えています。日本民俗学会では、この地震からの復興に向けた取り組みについて、関連する諸学会、諸機関と連携を取りながら支援協力をしてまいりたいと思います。

 最後になりますが、被災された皆さまに心からお見舞い申し上げますとともに、救援救護や支援にあたられる関係各位に深く感謝申し上げます。そして一日も早い復興をお祈り申し上げる次第です。

2016年5月8日 一般社団法人日本民俗学会
第30期会長 小熊誠

【会告】熊本地震で被災された会員の特例措置について(2016年5月15日掲載)

 熊本地震で被害に遭われた会員の皆さまには心からお見舞い申し上げます。

 さて、日本民俗学会では、熊本地震で被災された会員の救済措置の一環として2017年度の会費納入に関する特例措置を次のように決めましたのでお知らせいたします。該当される会員の皆さまは学会事務局までご連絡ください。

1. 熊本地震により被災し、会費納入が困難な会員(学生会員においてはご家族の被災も含む)を対象とします。
2. 会費は全額免除とします(2017年度会費が該当年度です)。
3. 特例措置の適用は本人の申請によるものとします。

2016年5月8日 一般社団法人日本民俗学会
第30期会長 小熊誠

熊本地震関連の情報提供のお願い(2016年5月15日掲載)

熊本地震で被災された会員の情報提供のお願い

 このたびの熊本地震で被害に遭われた皆さまには心からお見舞い申し上げます。

 さて、日本民俗学会では熊本地震で被災された会員の皆さまの現況情報を収集しています。安否情報も含めて学会事務局へお知らせいただけると幸いです。

会員各位へ(熊本地震に関連して)

 このたびの熊本地震で被害に遭われた皆さまにおかれましては、大変な日々をお過ごしのこととお察し申し上げるとともに、心からお見舞い申し上げます。

 さて、日本民俗学会では被災された会員を支援する方法として、会費の減免、会誌の在庫バックナンバー寄贈、他学会との情報交換等々について検討を進めているところです。もちろんこれ以外にも、すべきことが山積みしているように思われます。忌憚のないご意見、ご提案、そして要望などを学会事務局までお寄せくださようよろしくお願いいたします。